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「元辰とは、分かれて和合しないという名である。陽男・陰女は、冲となる地支の一つ手前の支が元辰であり、陰男・陽女は冲となる地支の一つ後ろの支が元辰である。もし歳運がこれに臨めば、ちょうど物が風にあおられるように、揺れ動き、転倒し、安らぐことができない。内に病なければ、必ず外に災いがある。たとえ富貴崇高にして勢位きわめて盛んな者であっても、大運がこれに逢う十年は畏るべきであり、朝廷に立てば必ず左遷や放逐となり、家に在っても必ず凶禍に遭う。」
元辰とは分離して調和しないという名であり、古人はこの語で元辰の特性──分かれて和合しない性質──を表しました。判定法としては、陽男・陰女は冲となる地支の一つ手前、陰男・陽女は冲となる地支の一つ後ろを元辰とします。命に元辰を帯びる人は、物事がうまく運びにくく、やることが裏目に出たり、判断ミスをしやすく、まるで物が風にあおられて揺れ動くように不安定になりがちだとされます。
もし歳運が元辰に臨むと、物が風にあたるがごとく揺れ動き、転倒して落ち着くことができず、内に病なければ必ず外に災いがあると言われます。たとえ富貴で地位が高く、勢い盛んな人であっても、大運でこれに逢う十年は警戒すべき時期であり、朝廷に立てば左遷・放逐されやすく、家庭にあっても凶事を免れにくいとされます。この煞がもっとも忌むのは官星・殺星と同柱になることで、官司や刑罰を主ります。ただし元辰には積極的な面もあり、直感やインスピレーションを高め、芸術創作など感性を要する分野には適しているという解釈もあります。