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天羅地網は、行き詰まりや束縛、抜け出しにくい状態を主る神煞です。命式にこの星を帯びる人は、困難な局面に巻き込まれやすく、なかなか抜け出せず、物事を進める際にも制約が多く、思考も行き詰まりやすい傾向があります。とくに官星・殺星と同柱になることを最も忌み、官司・訴訟・牢獄などの是非争いを招きやすいとされます。
明代・万民英『三命通会·論天羅地網』には、次のように記されています。
"罗网之说,其义甚明,然何以戌亥为天罗,辰巳为地网?盖天倾西北,戌亥者,六阴之终也;地陷东南,辰巳者,六阳之终也,阴阳终极,则暗昧不明,如人之在罗网,此其义也。"
古人は、天羅地網の形成を陰陽の終極と結び付けて理解しました。天は西北に傾き、戌・亥は六陰の終わりに当たり、これを天羅とし、地は東南に沈み、辰・巳は六陽の終わりであり、これを地網とします。陰陽が極点に達すると、万事が暗く見通しにくくなり、人が羅網の中に囚われているように、身動きが取れない状態になる──これが天羅地網という名の由来だと説明されています。
現代社会において、命式に天羅地網を帯びる人は、ある時期において束縛や制限を強く感じたり、進路が閉ざされているように思いやすい傾向があります。しかし一方で、こうした配置は「安易な抜け道に頼るな」というメッセージとも解釈できます。外部の環境に不満を抱く前に、まずは状況を冷静に整理し、ルールの範囲内でできる工夫や突破口を探すことが求められます。とくに法律・契約・制度に関わる事柄では、安易な妥協やグレーゾーンに足を踏み入れないよう注意し、専門家の助言を得つつ慎重に行動するのがよいでしょう。
"戌亥为天罗,辰巳为地网,男忌天罗,女忌地网"