「披麻・吊客と喪門が並び現れるときは、喪服を着る事があることを主る。披麻とは麻衣のことであり、古人が喪に服するときに着用した服である。命中に披麻を帯びる者は、一生のあいだ喪事に逢うことが多く、六親のために孝服を着るか、あるいは親友・知人の死を目にして、悲しみ泣くことがしばしばある。」
「披麻が命に入るときは、孝服が身をまとい六親に損ありと主る。もし歳運がこれと重なって臨めば、重い喪に遭う憂いを防ぐべし。命中にこれを見るときは、多く善事を行い徳を積んで、その凶を解くのがよい。」
披麻は四柱命理における凶煞の一つで、「披麻」という名称は古代の葬送習俗に由来し、長輩のために喪に服するときに身に着ける麻衣の孝服を指します。命中に披麻を帯びる人は、一生のあいだ喪事や孝服に関わる出来事に遭いやすく、家族の健康や家庭の和合にとくに注意を払う必要があります。披麻は吊客・喪門とともに喪服類の凶煞に属し、この三つがしばしば同時に現れて「三喪」の格局を形成します。披麻は孝服を、吊客は弔問・弔客を、喪門は喪事そのものを主り、三者は互いに呼応して、生離死別や悲しみ・哀痛と深く関わります。命に披麻を帯びるからといって必ず凶事が起こるわけではありませんが、警戒心を高め、とくに家族、なかでも長輩の健康状態に多く目を配ることが求められます。同時に、披麻は命主の性格がやや悲観的で、多愁善感になりやすいことも暗示しており、心構えを調整して前向きで楽観的な姿勢を保つことが大切です。現代の命理解釈では、披麻は現実の喪事だけでなく、精神的な抑圧、気分の落ち込み、家庭関係の緊張などを象徴する場合もあります。
命中に披麻を帯びる人は、現実生活において家族の健康状態、とくに長輩の体調の変化にいっそう注意を払う必要があります。定期的な健康診断を受け、病気の予防に努めることが勧められます。このような命式の人は、両親や親族の喪事・孝服に関わることが多かったり、六親に災いが及んで悲しみを味わったりしやすく、性格面でも多愁善感で感情が落ち込みやすい傾向があります。流年や大運で披麻に再び遭うときはいっそう警戒が必要で、重い喪や予期せぬ事故の心配があります。化解の方法としては、多く善行を積んで徳を養うこと、家庭の和合を保つこと、心構えを整えて楽観的な性格を育てること、自身の健康管理を怠らないことなどが挙げられます。必要に応じて護符やお守りを身につけ、正気を強めるのも一法です。披麻は凶煞ではありますが、もし八字の格局が良く吉神による化解があれば、その凶性は大きく弱まり、重要なのは事前の予防と積極的な向き合い方だと言えるでしょう。
「子年見酉,丑年見戌,寅年見亥,卯年見子,辰年見丑,巳年見寅,午年見卯,未年見辰,申年見巳,酉年見午,戌年見未,亥年見申」