事業官職
身近な人物による裏切りを示唆する。部下による越権行為の告発、助手による情報漏洩、同盟者の途中での裏切りなど。チームを率いる者は、この時期に権限を厳格にし、重要な業務は記録とバックアップを取ること。耳にする内部情報には罠が多いので、安易に信用したり、転送したりしないこと。
天盤の辛が地盤の己に加わる。天獄の神が自ら地戸の暗昧な地へ投じ、また自刑を伴う。奴僕が主を裏切り、親しい者が密かに陥れるなど、禍が内部から生じることを示唆する。人材の登用や協力においては、内部の調査と権限の制約を最優先すべきである。
天盤 辛 + 地盤 己
辛は天獄の神であり、刑罰や過失を司る。己は地戸であり、暗昧で低い場所を司る。天盤の辛が地盤の己に加わることで、獄神が地戸に沈み込み、自ら牢獄に投じるかのようであり、また自刑の性質を帯びるため、「入獄自刑」と称される。この格が成立する理由は二つある。一つは、己土が辛金を生成するように見えるが、実際には暗昧な土が刑傷の金を養い、禍根を育むことである。もう一つは、辛が己の上にあることで、獄神が低く暗い場所に落ち込み、自ら陥り自らを縛るため、凶応は内部から生じることが多い。古くは奴僕が主を裏切り、謀害の意図を持つと断じられたが、現代においては部下、助手、身近な側近が裏切り、密かに陥れる象と解釈される。凶のレベルは「禍起蕭牆(禍が内部から生じる)」型に属する。外からは波風が立たないように見えても、内部で悪事が醸成され、発作時には防ぎようがない。局を判断する際には落宮を見る。坤、艮の土旺の宮に臨むと、暗昧の気がさらに重くなり、内部の患いが深まる。震、巽の木地に臨むと、木が己土を剋するため、暗い状況が暴かれる機会がある。三吉門を得れば、内部の患いはまだ萌芽の段階であり、速やかに処理すれば大きな害を免れる。凶門に迫られれば、裏切りはすでに既成事実となっている。空亡に逢えば、謀害の意図は虚言による中傷が多く、面子を傷つけるが根本を傷つけることはない。人材の登用、協力、家宅においてこの格が見られる場合、核心的な行動は内部の調査である。帳簿、権限、鍵、パスワードを一つ一つ厳重にし、側近にも牽制を設けることで、暗い禍を萌芽のうちに摘み取ることができる。
身近な人物による裏切りを示唆する。部下による越権行為の告発、助手による情報漏洩、同盟者の途中での裏切りなど。チームを率いる者は、この時期に権限を厳格にし、重要な業務は記録とバックアップを取ること。耳にする内部情報には罠が多いので、安易に信用したり、転送したりしないこと。
内部の人間による財産の密かな損失を示唆する。担当者による帳簿の曖昧さ、共同経営者による資金の私的流用、店員による横領など。帳簿の監査、棚卸し、権限の確認がこの格を打破する鍵となる。新たに雇う経理担当者や代理人は、背景調査を徹底し、権限の付与は段階的に行うべきである。
感情面では暗昧と裏切りの疑いを示唆する。親しい人物が本心と異なる言動をしたり、第三者が友人のふりをして潜伏している可能性がある。疑心暗鬼になる必要はないが、異常な行動や出費には注意を払うべきである。問い詰める前に確実な証拠を掴み、憶測で決めつけないこと。
病気は隠れた病巣が内部に潜伏し、表面上は異常がなくても病気が密かに進行していることを示唆する。脾胃、皮膚、慢性炎症に現れやすい。この格は、健康診断で詳細な項目を省略しないこと、特に消化器系のスクリーニングを怠らないことを示唆する。薬の服用は正規の医師の指示に従い、出所の不明な民間療法に惑わされないこと。
旅行では同行者や内部の手配に問題が生じる可能性がある。知人が手配した航空券や、友人が推薦した運転手やガイドが、かえってリスクとなることがある。旅行情報を広く公開せず、貴重品や身分証明書は自分で管理し、宿泊先は正規で確認可能な場所を選ぶこと。
訴訟では内部の裏切りに注意が必要である。味方の証人が寝返ったり、内部文書が流出したり、代理人の立場が疑わしいといった象がある。核心的な証拠は信頼できる人物にのみ渡し、弁護士との連絡経路は一本化すること。相手が穏やかに見えても、和解条項は一字一句慎重に検討すべきである。
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